カテゴリ:漫画・大河ドラマ編( 20 )

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第20回配本】・・最終回

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆最後に 私の思い

a0051612_198524.jpg 市川さんと共にこの新荘川から始まる旅をして、人の愛と情を感じる機会が多かった。市川漫画を介在として涙が流れる場面を何回も目撃したのである。

 読者よ、たかが漫画と言うなかれ! 稚拙な絵と貶すなかれ! イスラム教の聖者を不用意に漫画化したため、今や国際紛争にまで発展してしまった最近の事例もあるではないか。たった一枚の魂を込めた絵が世界を変えてしまう可能性を秘めているこの事実・・・。

 それはこの日曜市を国際的な世界平和の場にしようとも考える市川さんの思いに通じる。言い換えれば、かっての忌まわしい戦争に否応なしに参加してしまった市川さんの深い情念から発する平和への限りない希求心の表れでもある。

 さて、長らく「それは新荘川からはじまった」シリ-ズにお付き合い下さってありがとうございました。読者あってこそのこうした文書です。漫画も見てもらってこそ社会性を得ます。この1年半にわたって市川さんの支援活動をさせていただく中、多くの協力者のタイムリ-な出現に勇気づけられ、そしておかげ様でうまくことが運びました。

a0051612_1993152.jpg 新荘川のか細い流れは今や大河となり、太平洋に注ぎ込んで潮流となり、浦戸湾を津波のように遡り高知城の足元まで達しました。市川さん共々関係者に対し感謝の気持ちで一杯です。

 今後ともどうかこの高知城下のア-ト活動を見守ってください。しっかりと大きく定着させるにはまだまだ手間が掛かりそうですので・・・。
   
 最後に・・・私は「天の時、地の利、人の和」・・・この三拍子が揃った時、ことは成る!ことを改めて学ばしてもらいました。この法則は今後あらゆることに生かせそうです。

 これは2年間にわたる地域支援員企画員活動の中で、最大の収穫といっても良いでしょう。これを糧に、新企画を出すことを、お約束して・・・、それではまた、どこかでお会いしましょう。シー・ユー・アゲイン。

 あなたにさわやかな読後感を味わっていただけることを祈りつつ・・・。さようなら。

         平成18年3月31日

            片岡 正法/元高知県地域支援企画員 
  (市川さんとの約束により、平成18年4月より番外の地域支援企画員OB)

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回の最終回まで・・・  
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by shizen100s | 2006-08-08 19:10 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第19回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆四万十川での応用のご提案・・・類似プロトタイプはすでにあり! 
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【写真】大河・四万十川

 新荘川から始まったこのドキョメンタリ-もそろそろ終わりが近づいた。さて、この新荘川は延長がわずか25km程度の小河川であるが、景観、生物環境など潜在的な魅力ある河相を持っている。小さくてもしっかりとした存在感を示しているように思える。実はこの小河川・新荘川に発した物語の陰で、大河四万十川を私は意識していた。換言すれば、山椒は小粒でもぴりりと辛いと張り合うような感じを持っていた。

a0051612_19435035.jpg それは四万十太郎氏が主宰する四万十新聞の影響があったかも知れない。迷惑メ-ルとご本人も自負(謙遜?)する記事では、たびたび魅力的な四万十川のあれこれが語られる。そして川を愛する心は、人を、生物全体を愛することに繋がることを、私は文中より読み取り実感する。さあ、そこでこれらをヴィジュアルな漫画にすればより鮮明に世代を越えて、そのメッセ-ジは伝わることになりはしないだろうか。漫画の応用は限りなく広い。

 四万十新聞も全国紙なみに、この漫画コ-ナ-を持ったら、読者層は(多分、おそらく)格段に拡がっていくであろうとこの場で提言しておきたい。
(編集局注:四万十川新聞【日曜版】では、新聞小説が始まり、その挿絵に漫画が採用されています。)

a0051612_190134.jpg 現在四万十川水系では、ウルトラマラソンや短歌や俳句の募集イベントなどで、全国発信をしているが、流域でこの漫画をテ-マにすれば、特に小学生などから全国募集すれば、より楽しいイベントに育ちそうな気がする。すでにそのプロトタイプとして、平成18年1月29日付け四万十新聞「ホットコ-ナ-」記事の良心市で、子どもの絵が壁に飾られているのを私は発見している。

 この掲示の形・規模を少しずつ大きくしていけば良い。誰か試みてみませんか。性根のすわった、絵心のある、見識のしっかりした、発想力豊かな80歳くらいのお年寄り(市川昌氏のような・・・)が見つかれば、簡単にことは運ぶかも知れませんよ・・・如何ですか、四万十太郎さん?!
【写真】市川 昌氏
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◆ほっとコーナー(「四万十川新聞」より)
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 四万十川の良心市には「ライブドア」のような「オークション」はない!

 しかし・・・
 「人としての原点」がある!
 ホリエモンも四万十川に来るべきだった!

 壁には、その地域の子ども達の絵が飾られている!

 いかに「交流の場」として楽しんでいるかがわかる!
 田舎はこうでなくっちゃ!
                   (四万十太郎)

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*第20回配本は『最後に 私の思い』についてを予定。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-08-01 19:00 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第18回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆今後の展開構想

a0051612_18545619.jpg 軒先展示に必要な目標作品数はおよそ600点、既に展示済みのもの110点、そして市川さんの呼びかけにより手元に集まり始めた新たな作品が約100点、確実に今後も継続して作品を提供してくれそうなボランチア意識の高いアマ漫画家が約15人、これらを勘案してもまだまだ絶対数が不足している。このため市川さんは当分気が抜けない日が続くことになる・・・。

 非展示店への早期掲示対応は、店間の不公平感是正のためにも急がれる課題である。そこで、作品数を一気に増やすためタ-ゲットにするのが、県下の高校生達である。当初の企画目的の1つでもある高知県の漫画文化の裾野を広げる意味で、若者達への呼びかけのタイミングは視野に入って来始めた。

a0051612_18553024.gif これには「まんが甲子園」の主催団体である県の文化推進課の助力が必要として担当に相談したところ、好意的な対応を見せてくれ、全国の高校で、応募してきそうな学校数をおよそ35校ぐらいと見積もってくれた。そしてその直後、18年4月から6月まで「まんが甲子園」の過去の入選作品群とともに、この日曜市軒先ギャラリ-の作品群を、かるぽ-との横山隆一まんが館で共に飾ってみませんかとのありがたい申し出を受けたのであった。高校生達に見本を示すいいチャンスをもらった。
 【イラスト】まんが甲子園キャラクター「ペン小僧」

a0051612_18555485.jpg 一方、高知城下では土佐二十四万石博覧会が開催されている。これにちなんだ漫画作品はすでに日曜市のわれらがギャラリ-で数点掲示もされているが、高校生らのみずみずしい感性で描く新たな切り口の作品が出てきそうな予感がする。

 そして自分らの描いた作品がどんな風に評価されるか、高校生自ら足を日曜市に運ぶことになりはしないだろうか。軒先で「おんちゃん、この漫画はうちらぁが描いたがでぇ」「ありゃ そうかよ・・」などと、威勢のよい女子高生と店主がわいわいふれ合い、華やかな賑やかさを創出するのを市川さんと私は今から楽しく夢想するのである。

a0051612_199358.jpg もう1つの夢は、このまんがギャラリ-の長さ(東西1.3km!)をギネスブックへ申請してみたいということである。

 もし実現すればこれによる話題性は限りなく大きいと早くも取らぬ狸の皮算用をして、市役所などを扇動している始末である。

*第19回配本は『四万十川での応用のご提案』についてを予定。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-07-24 18:56 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第17回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆広報、マスコミ対策活動

a0051612_18262575.jpg こうした企画は、やはりいかにマスメディアをうまく使うかによって成否が分かれる。
平成17年12月はじめ、RKCラジオのレポ-タ-が木曜市で、市川さんの漫画を偶然見つけた。日曜市にも出品している店主がこの木曜市の軒先にも飾っていたのを目ざとく発見し、市川さんの自宅を苦労して探り当て、直接取材してくれたのである。

 そして市川さんは、これまでの漫画を通じた社会貢献活動、ひろめ市場での漫画展、日曜市に掛ける自らの企画構想、現在のモニタ-中の事情を諄々と説き、デレクタ-からもすばらしい発想と激励を受けたのである。広報に向けて幸先は良かった。

 さて、呼び掛けて集まった県下のアマチュア漫画家約30人の作品110点ほどが、日曜市の軒先に飾られる10日ほど前に、県庁の記者室を市川さんは訪問し、マスコミ各社への取材を自ら要請した。マスコミ受けするように工夫した連絡文書のタイトルこそは、『日曜市軒先まんがギャラリ-企画のお知らせ 三百年の伝統ある日曜市始まって以来の初試み』、そしてキャッチフレーズは『商業振興と土佐の漫画文化発信の融合』とした。

 詳細コメントとしては、土佐弁を適宜画面に表現して、来店客と店主との会話を促がし、それをきっかけとした商品購入のストーリーを描くと同時に、基本は「おもてなしの心」を強調した。そして漫画王国たる土佐の漫画文化発信拠点づくり、裾野を広げる発表の場づくり、新たな観光資源化、大衆的で気取らないアート展・・・様々なキーワードが一石何鳥ものごとく散りばめられていた。

 さっそく高知新聞がこれに応じてくれて、直前に自宅取材・報道してくれるなどギャラリーオープンへの準備は着々と進んでいった。これと前後して事務局となった市川さん宅には作品が次々と送られてきて、ビニールケースへの装丁、タイトル付けなど市川さんのみならず家族総出の準備作業が数日間続いた。家族の理解、協力は誠にありがたいものであった。

 言い遅れたが、これら自ら用意したケース代、カラーコピー代や少なからぬこれまでの通信費用の全ては、市川さんの自腹で出されたものである。かっての自営ビニール業の人脈で、この企画をマスコミで知り、用品を寄付してくれたありがたい取引先もあった。

a0051612_1827642.jpg そして、いよいよ本番の平成18年2月5日、NHK、毎日新聞、さんさんテレビなどが取材してくれた。なかでもNHKの取材は親切丁寧を極め、店主側の反応を執拗な?ほどフォローした。そして、当日も含めなんと5回もテレビ放映をしてくれたのであった。いずれも好意的な取扱い画面であった。多くのアマチュア漫画家達もこの日のために駆けつけ、こうしたマスコミ取材に協力してくれた。

【写真】NHKの取材を受ける市川さん

 思えばここにくるまで去年の8月中旬発案して以来、実に6ヶ月もの日時を要していた。天下のNHKをはじめ各マスコミにこれだけ大きく取り上げてもらえるのは、さすがに万感迫るものが市川さんの胸中にあった。この喜びは帰高していた関西在住の娘さん、お孫さんとともに味わうことが出来た。その日の日曜市の空は良く晴れていた。市川さんの胸中もやり遂げたことによる満足感で晴れ晴れとしていた。

 また、市川さんは80歳とも思えない論理のしっかりした文章をこれまでたびたび高知新聞に投稿している。以下にこのまんがギャラリ-がはじまった直後の投稿記事を転記する。

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◆市川さんの投稿記事(高知新聞「声・広場」)

■漫画などの発想を結集! 栄える日曜市に

 土佐の高知の日曜市は元禄3(1690)年に街路市開設が正式に認められたのを始まりとして、316年の長い歴史を誇る全国最大規模の青空市。

 しかし、時代の変遷とともに衰退の兆しをも見せています。日曜市の売り上げアップにはまず来客と店側の対話からと考え、商売一途の店列に初の試みとして、芸術品ともいうべき漫画を吊り下げることを企画。平成18年2月5日、これが実現に至りました・・・[more]

*この続きは、メルマガ「四万十通信202」(18.7.29)に掲載します。【登録

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a0051612_1828258.jpg 高知市役所広報係もこの企画に注目をしてくれて、市の広報紙「あかるいまち 3月号」の表紙を、市場軒先で展示されている模様の写真が飾ることになった。それは若く美しい婦人が山内一豊、千代、愛馬オオタグロの3者を描いた作品(須崎市の柳本さんのもの)を微笑んでじっと見ている構図で、表紙の片隅にはこのギャラリ-の説明コメントが簡明に表現されていた。これは高知市全戸に配布され、周知は広く図られていった。
【写真】高知市役所広報係りから取材を受ける市川さん

あかるいまち 3月号


 こうして様々な情報チャンネルにより、今や高知市民の大半、県民の多くがこのギャラリ-を知ることになった。また、日本漫画家協会の四国理事長を務めるTさんは、この模様を同協会のイベントコ-ナ-に投稿したところ、運良く採用されて全国のプロやアマチュア漫画家達にもこの活動の一端は伝わった。

a0051612_1931625.jpg うれしい波及効果があった。こうしたマスコミ報道を通じて市川さんの活動に感動した須崎市の染物店の若き4代目市川伸一氏が、この活動を盛り上げるため市川さんの作品をフラフに拡大して描いた作品を店主に寄贈してくれることになったのである。

 3月5日日曜日、この2点のフラフ作品は中ノ橋通りの交差点部に飾られ、再度この模様は報道されて関係者が一層力づいた。これに触発されて、市場の出店者みずから横断幕や、幟の横置き展示のアイデアを考え、運営協議会に提案するような胎動も見せ始めた。

 平成18年2月、高知県東京事務所にこれらの模様を伝えると、興味を示してくれ、4月以降の熟度によっては首都圏での情報発信をしても良いとの反応が返ってきた。高知県の観光資源として育つ可能性もちらちらと見え始めた。

*第18回配本は『今後の展開構想』についてを予定。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-07-18 18:28 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを!(漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第16回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆高知市駐在チームへの引き継ぎについて
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 もともと葉山村(現津野町)・須崎市を縦貫する新荘川で育ったこの企画は、すでにこの地域を越え、高知城下でいつの間にか歩き始めていた。このことにより、悩ましい問題も起こっていた。

 縦割り組織の、又、場合によっては地域割りの行政機構を越えての自由な活動もOK、という地域支援企画員の立場はあるにしても、須崎を活動拠点とする企画員のテリトリーとしては、限界に達していた。

 職場の管理職などからの「新荘川の河川環境浄化意識高揚のための原画展であり、他の地域でやることに意味があるのか、地域づくりにどんな役に立つのか・・・云々」という、職務上の問いかけに対し、きちんとした回答をもって納得させる自信もなかった。この時点では、第三者にとって、特に左脳型の人間にとっては、まさしく「たかが漫画・・・」の感性であるのも無理はない。しかし、自分としては「されど漫画・・・」の心意気であった。
 
a0051612_6255327.jpg そこで、最初から一連の流れは適宜報告していたが、地域支援企画員高知市駐在チームに、この企画を引き継ぎ、定着させてもらおうと、各調整段階が峠を越えた頃働きかけた。しかし、彼らは、もっと切実なプロジェクトをいくつも抱えており、とても、この企画を受け取る余裕はなく、逆に、行きがかり上、そのまま継続してやってほしい、との逆要望を受けるはめになった。
【写真】高知市駐在チームが支援した「ストリートダンス高知大会」(毎日新聞社提供)

 あらためて振り返るに、この市川さんの活動を支援することによって、私は多くのことを学ばしていただいた。ここに、その恩返しとして、企画員の立場ではなく、ボランティアとして、この活動をまだまだ支援しなければならないと思い返した。市川さんに共鳴するアマチュア漫画家達とのネットワ-クづくりも順調に育ってきているという背景もあった。
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 この春、地域支援企画員を辞し、元の縦割り職場に復帰した。今の心境としてはボランティアではあるが「61番目の地域支援企画員」の心意気である。

 そして数年後、まんが甲子園とのリンクなどで、「日曜市の漫画ギャラリー」も大きく育ち、十分に定着するであろう。企画員の仕事としては、その時点で、引き継いでほしいと思っている。その時には、「日曜市の漫画ギャラリー」は支援する甲斐もないほどに自立して、大きく育っていてほしい、との願いを込めて・・・。

*第17回配本は『広報、マスコミ対策活動』についてを予定。

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[ひとくちメモ]    <[高知県庁HP]より>

■地域支援企画員とは・・・、

 土木や農業といった部門ごとに配置された県の出先機関に属さない職員で、縦割りの組織に縛られず、職員の自由な発想で自主的に活動しています。

<役割>

 市町村と連携しながら、実際に地域に入って、住民の皆様と同じ目線で考え、住民の皆様とともに活動することを基本に、地域の自立につながるよう、

1. 主体的な住民の皆様の活動に対するアドバイス
2. 先進的な事例の情報提供
3. 人と人をつなぐ
4. 行政とのパイプ役 など

 それぞれの地域の実情や要望に応じた活動を行っています。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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[話題]   <ぷらっとこうち「地域活動報告」より>

◆元須崎駐在地域支援企画員が企画・支援したイベント

自分たちの命は自分たちで守ろう!(須崎市城山)
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by shizen100s | 2006-07-10 06:22 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第15回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆街路市運営協議会の調整

a0051612_192392.jpg 漫画グル-プの組織化が計られたのを見届けた平成17年12月の半ば頃、市役所は街路市運営協議会にこの企画書を諮ったが、この会議ですんなりと通らず、なんと次回への継続審議となったのである。残念なことに市川さんはこの運営協議会に出席することが出来ずにいたが、その思いがけない結果を聞いて愕然とした。到底納得出来るはずもなかった。
【写真】街路市運営協議会の会長と協議する市川さん

 各店主の代表者から構成される肝心の街路市運営協議会から否定されれば、この企画は足元からガラガラと崩れてしまい、今までの調整が水の泡となってしまうではないか! 

 すでに大きな潮流とまでなったものが水の泡? これはまさしく切腹ものである。協力してくれる約束の関係者に対し合わせる顔がない! さすがの元零戦パイロットも慌てた。

 なぜ?との問いに対し、「この企画の魅力・効果が良く理解できないようだった」という市役所からの間接回答では納得できるわけがなく、もどかしい思いを胸に市川さんはさっそく次の日曜日に街路市運営協議会の代表者を市場に訪ね、会議の模様、感触、理由を直接尋ねたのであった。

 結局、企画内容の詳細部の扱いが不明で、そこからくる不安が背景にあることがわかり、積極否定されたものでないことが明らかになったが、もともと市場の繁栄、活性化、話題性確保のための主目的であることが理解されないことの残念さ、くやしさはぬぐえなかった。次の運営協議会には必ず出席さしてほしいとの確約を取り、チャンスを待った。事情がわかった以上、説得できる自信の素地は十分にあった。例のモニタ-結果である。

a0051612_193138.jpg 平成18年1月16日、運営協議会の席上で市川さんの思いは、このモニタ-結果と、見本として持ち込んだ数十枚の漫画の効果もあり、十分理解していただき逆に感謝もされ、満場一致でゴ-サインが出たのである。席上、市役所幹部からは、「買物ができる、漫画も見れる、土佐弁の勉強もできる・・・これを市役所としても全国発信していきたい」という後押しの言葉も効いた。これこそ待ちに待った瞬間であった。

 その前日15日、高知市駅前の居酒屋で、漫画家関係者らの集まった新年会で感じたうれしい余韻、予想は続いていた。この新年会の席で多くの出席者の賛同を得る中、「わが生涯最良の日」と市川さんはすでにつぶやいていた。最良の日は2日続いたことになる・・・。 そして本番の2月5日ギャラリ-オ-プンの日は近づきつつあった。


*第16回配本は『高知市駐在企画員チ-ムへの仁義通し』についてを予定。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-07-03 19:03 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第14回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆「高知まんがグル-プ」の組織化

a0051612_19564744.jpg 高知市役所から示唆された公認的な漫画団体の組織化に向けて、なすべき作業は多かった。さきの呼び掛け文発送と併せて、将来のNPO化を想定した規約の作成にまず取り掛かった。これにはNPOとして森林ボランティア活動をしている土佐の森・救援隊のものを多いに参考にさせていただいた。

 そして年も押し迫る平成17年12月4日に、高知大丸東館のうどん屋に各団体代表者らに集合していただき、ひろめ市場の展示から発案したこの企画の経緯、課題、規約、目的がうどんを食べながら、説明されていった。熱く語られ、質疑も続き、コ-ヒ-もお代わりされる頃、市川さんのやる気、熱情は一堂に伝わり、代表役員選出までこぎ着けた。

a0051612_19571133.jpg ここに県下のアマチュア漫画家達を総括するともいうべき「高知まんがグル-プ」が誕生した。そして仮称であった「日曜市軒先まんがギャラリ-」が正式名称として承認された瞬間でもあった。この企画は高知漫画集団の会誌にその後詳しく報告され、会員である東京在住の矢野 功プロからも暖かい投稿エ-ルをもらって更に力づいた。エ-ルには空港、公園など公的な場所でのギャラリ-展開もあり得ると更なる「攻め」の活動提案も述べられていた。さすがプロの感性である。

a0051612_205389.jpg 県外のプロからも注目されるこの企画を何とか実現させようとする動きは大きな潮流とまでなった。いまや新荘川の小さな流れは大河となり、大海まで達しようとしていた。大河ドラマの大河たる所以であった。ここで市川さんはようやく一息つくことが出来た。だがそれはまさしくほんの一息の間だった。

【写真】NHKの石垣アナウサーに取材を受ける市川さん。

*第15回配本は『街路市運営協議会の調整』についてを予定。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-06-26 19:57 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第13回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆既設の漫画家団体、アマチュア漫画家達への声掛け

a0051612_19331883.jpg 高知漫画集団の幹部で、元高知市役所OBのTさんにこの組織化の相談をしたところ、快くいろいろな相談に応じてくれた。Tさんは幼少期、手塚治虫氏にあこがれ、プロの漫画家を志したこともある腕前を持ち、自らの漫画集もすでに出版している実績があった。

 そしてみずからの発案で、この日曜市の一画に高知漫画集団のテントをはり、県内外の観光客のため、似顔絵を描くコ-ナ-の発想を漫画グル-プ内で発表していた直後だったので、話は早かった。

 すぐに軒先まんがギャラリ-構想にぴったりのイメ-ジ図を色鮮やかに描いて、市川さんに提示してくれたのである。このイメ-ジ図の提供はうれしかった。言葉を書き連ねるよりも、口であれこれ言うよりも一枚の絵が全てを物語り、関係者に良く伝わったのである。これこそは漫画の持つ素晴らしい威力であった。
【写真】高知市役所広報係の取材(日曜市にて)

 また、TさんからはNPO高知環境文化21の元吉理事長を紹介していただいた。この元吉さんは高知のまちを漫画で一杯にするという大きな夢を持ち、「はりまや漫画」というオリジナルな漫画文化活動を地道に続けている最中で、これまた双方にとってメリットが予測された。

 またもう一方の大きな県下のアマチュア漫画団体「くじらの会」の幹部にも働きかけ、何回も会談したところ、これまで発表の場に苦慮していた背景も聞き取れて、作品数確保は順調に運びそうに思われた。

a0051612_19335252.gif これらを見届けたうえ、時は平成17年10月23日、南国市のタマリン館で高知漫画集団、高知環境文化21の面々らに集まってもらい、改めて市川さんから日曜市をステ-ジとする漫画ギャラリ-の構想、これに向けての今までのモニタ-活動をお話し、幅広く論議していただき、さまざまな提案を逆に受け、基本的な協力と賛同を得ることが出来た。企画自体にどんどん磨きが入った。そして実働の仲間は増えて行き、この勢いはますます加速されることになった。

 さて、読者もご存知のことと思うが、このタマリン館は高新まんが道場の常連投稿者でもあった通称タマリンさんが、7年前の不慮の交通事故で亡くなったあと、ご両親が何万点という遺作を展示している漫画館である。

【写真】GALLERYタマリン館
   〒783-0091高知県南国市立田1315-20
   (TEL088-804-6511/FAX088-804-6512)

a0051612_19382561.gif ここを会議場所に選んだのは、県下でアマチュア漫画家達がこんな企画を進めようとしていますと、両親を慰める市川さんの意図があった。お会いして話すなか、愛息を失って7年経った今もご両親の傷心はいかにも深かった・・・。

 奇しくもこの日、館の壁に展示されていた平成15年10月24日付け高新まんが道場の第200回記念特集号には、亡くなった青柳裕介道場主・タマリンさんを偲ぶ画題作品と並んで、市川さんの作品が入選していた。これを見た市川さんの思いは、偶然のうれしさとともに、道半ばに散った若き才能豊かな画友への供養を兼ねて、ぜひともこの企画を成功させたいという断固たる決意であった。

 そして、11月24日頃から、高知漫画集団、くじらの会、判明した範囲のフリ-の漫画家達に対し、自らの思いを切々と書き記した長文の呼び掛け文を次々と発送しはじめた。それが「攻めの漫画文化活動の一提案について」と称する檄文で、すでに読者の方々には『四万十通信162号』でお示ししている。

メルマガ:四万十通信・第162号

 同時に高知市役所にも、この呼び掛け文をTさんの描いてくれたイメ-ジ図を添えて持ち込み、やる気、熱意をどんどん伝えたのであったが、次第に市役所が好意を示し始めた。

 そして、その後市役所みずからこれらをベ-スに企画書を作成し、近日の街路市運営協議会に諮るようにしてくれた。大きなものがじわっと動き始めた。18年度にこの漫画がらみの予算を財政当局に計上してみようとする積極的な姿勢をも担当レベルで見せ始めたのである。

*第14回配本は『「高知まんがグル-プ」の組織化』についてを予定。

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[お知らせ]

■市川さん、NHKに出演!
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 6月20日、NHK高知放送の「高知まるごと情報市」(午後6時10分から)で、ハートプラザ中継「日曜市軒先まんがギャラリーPR展示」に市川さんが生出演します。是非とも、ご覧ください!

◆NHKハートプラザ

『日曜市軒先まんがギャラリーPR展示』

[期間・・・6/20日(火)~6/25日(日)]
日曜市の軒先につるす風刺画約30点(高知まんがグループ)
 
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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-06-19 19:39 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第12回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆高知市役所への調整

a0051612_19403645.jpg 市役所の壁は厚かった。一言でいえば日曜市は商業の場であって、漫画の展示場所ではないという頑な考え方が根底にあった。そしてまた仮にやるなら問題が発生した時、きちんと責任の取れる主催団体である必要を厳しく示唆された。

a0051612_19425080.jpg ここでの市川さんの理論展開は、単なる趣味としての漫画展示でなく、あくまでも市場の活性化のためのものであり、土佐弁を絵に交え、それをきっかけに店主とお客の対話が始まる、話をすれば商品に手が自然と伸びるというものだった。ここで地道にひらったモニタ-結果が生きた。

 妥協点として、市場設立の古い歴史経過から山内一豊・千代絡み、現に扱っている商品絡みならいいだろう、とまでなった。しかし、この条件はすでにモニタ-実験をしている市川さんにとって難問であった。

 すなわち、どうしても野菜類とか特定の商品に偏り勝ちな作品傾向になる恐れが多分にあったのである。これは出店者の不公平感につながり、面白くないことになる・・・この懸念を抱きつつも、これを足掛かりとして、そして予算経費の裏付け保証もなく、次なる大きな課題条件である組織団体化に向けて動き始めざるを得なかった。
【写真】モニター活動・野草屋さん、タヌキの油売り屋さん。

*第13回配本は『既設の漫画家団体、アマチュア漫画家達への声掛け』についてを予定。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-06-13 19:41 | 漫画・大河ドラマ編

歴史・文化で地域おこしを! (漫画・大河ドラマ編)

       <攻めの漫画文化活動の記録:by・SK企画>

【第11回配本】

■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
  副題:追手筋の「日曜市軒先まんがギャラリー」が生れるまで

◆市川さんのモニタ-活動

a0051612_582876.jpg 話は少し前後するが、最初に構想を話した際の市役所街路市係が強調した成否ポイントが、市場の各業種から構成される街路市運営協議会の人たちの意向であった。そこで協議会に受け入れられるかどうかの判断を求める前に、試験的に数個所で漫画を展示してみることにした。漫画をぶら下げるといってもイメ-ジもつかみ難く、その効果もあいまいなまま一気に突っ走るには確かに困難で不安な面があった。

a0051612_511373.jpg 展示会の終了したほんの数日後の8月下旬、市川さんは市場のガイドブックを見て、漬物屋さん、薬草屋さん、アイスクリン屋、イモテン屋さんらの商品に見合う漫画をさっそく数枚描き上げ、市役所を通して店先に飾らしてもらうことを始めた。

 そして、店主からの声・反応など地道にひらい上げるというモニタ-活動を粛々とこなし、店主側のみならず投稿者側への説得材料も増やしつつあった。そしてこれらを数ケ月間モニタ-整理して、高知市市役所と具体的な構想について正式調整を始めた。

*第12回配本は『高知市役所への調整』についてを予定。

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■ドキュメンタリー『それは新荘川からはじまった・・・』
           <片岡正法:元県地域支援企画員>

 ◆第1回配本から、今回まで
  
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by shizen100s | 2006-06-05 05:09 | 漫画・大河ドラマ編