セカンドステージ(日経BP社)

 経済を中心とする世界最大の総合情報機関といわれている「日本経済新聞」そのグループ会社として「日経BP社(Nikkei Business Publications)」があります。1969年4月に設立されたそうです。

 雑誌・書籍、ネット、セミナー・展示会などを駆使して、技術と経営を軸に医療・健康、建設といった幅広い分野の情報を発信するメディア関連会社です。

 社長の大輝精一氏は、「日経BP社」について、次のように語っています。

『インターネットの隆盛で情報の流れ方は大きく変わろうとしています。しかし真実を掘り起こし、ことの本質を探り、トレンドを指し示し、ソリューションを提供する良質なコンテンツの価値は、どのような時代になっても少しも減じません。日経BP社は常に顧客に最適な方法でベスト・コンテンツを発信することを心がけています。』

a0051612_19343016.gif この会社のHPに「セカンドステージ」というのがあります。団塊世代から上の人を対象にしたHPのようですが、色々と、大人の話題、記事が満載されています。

セカンドステージ

 このなかの一つのコンテンツに「大人のブログ探訪」というのがあり、ライターの岡部敬史氏が担当しているようです。ここに、四万十通信ネットワークが発信しているブログの一つ『ブログフォーカス「四万十川通信」』が取り上げられることになりました。

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[セカンドステージ]

■大人のブログ探訪   ブログフォーカス(四万十川通信)

 今回ご紹介する『ブログフォーカス(四万十川通信)』は、丁寧に作られたエントリーの数々が、とても印象に残るブログである。
四万十川百人一首」と題されたエントリーでは、さまざまな人が四万十川に関する歌を詠み、美麗な写真とともにアップされている。

また「四万十川の文化人」というエントリーでは、ゆかりのある人が貴重な写真とともに紹介されている。

 こういった一人の力では作り上げられないであろうコンテンツがいくつも紹介されているのだが、ここで疑問なのはどうやってこれらの情報を収集できたのか――という点である。

 「私は、メルマガやブログなどのITメディアを連動させて、様々な情報の収集・発信を行なう『四万十通信ネットワーク』というものを構築しています。このネットワークには、様々な形で情報が入ってきますので、それを情報に応じてブログやメルマガなどの形に編集し発信しているんですよ」

 こう語るのは、『ブログフォーカス(四万十川通信)』を運営する高知県幡多林業事務所の松本誓さん。どうやらこのブログでは、高知県のネットワークによって収集された情報が発信されているようだ。

 「情報の収集・発信のベースとなっているのは、高知県庁の官製情報網(ネットワーク)として構築を試みたものです。しかし、官製だけとなると様々な制約、規制がかかり、今の時代に求められているフットワークの軽いものにはなりえないので、発信については官公庁発信、準官公庁の発信、まったく官公庁が関わらない発信と分けることになったのです。そのなかでも、この『ブログフォーカス(四万十川通信)』は、自由度が高くカジュアルなスタンスで発信しているブログといえるかと思います」

 このように、発信する情報によってその媒体をいろいろ選択しているようだ(『ブログフォーカス(四万十川通信)』がカジュアルなら、少しフォーマルな情報は『四万十通信』にて発信されているという具合だ)。このような方法を選択している背景には、官公庁が情報発信する際の不自由さがあると松本さんは語る。

 「官公庁発信の情報には、様々な制約や規制がかかります(情報開示制度、個人情報保護法ができてからは特に……)。例えば氏名・住所はダメ、個人の顔が写っている写真はダメ、(顔の判別不能な遠景写真はOK)など細かく決まっているのです。これでは、無味乾燥なお知らせ記事しか掲載することができません。おまけに「普通の記事」を掲載する場合でも、届け、諮問、承認、許可など、お役所的な手続が必要で、これではとても『日々の情報』をスムーズに発信することはできません。これが、今の官公庁が一般的な情報を発信する際の世界です。官公庁からの情報に、タイムリーで、面白いものがない訳がおわかりいただけるかと思います」
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【写真】四万十川

 こういった想いから松本さんが、四万十通信ネットワーク(半官半プライベートの位置付け)からの情報を基に作られたこのブログからは、活き活きとした四万十川の魅力が伝わってくる。そんなブログを通じての楽しい思い出について質問をするとこんな素敵なエピソードを教えてくださった。

 「このブログ内でアップしている『四万十川百人一首』がNHKの特番に取り上げられたとき、私が人差し指一本でキーボードを打っているところが放送されて、息子達に冷やかされたことでしょうかね(笑)。この企画は、この2年間にネットなどを通じて全国から、四万十川百人一首が集まり、今年の3月末には完成する予定のものです。こういった全国の四万十川の自然と文化を愛してやまない皆さんとの繋がりは大変に嬉しく、ありがたく、また非常に楽しいことでした」

 このように発信することを楽しんでおられた松本さんも、この3月で定年退職しセカンドステージに突入するという。「でも『四万十通信のネットワーク』は、半ば仕事として行ないましたので、セカンドステージには持ってゆかないつもりです」と松本さんは語る。しかし、ネットを通じて情報を収集・発信することの楽しさを知った松本さんは、何かしらの形で新たな発信をされることだろう。セカンドステージに立った新たな発信者の出現を、楽しみに待ちたいと思う。(岡部敬史)
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by shizen100s | 2007-02-08 19:37 | ネットワーク
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