■製材副生品は産廃か? (松崎武彦氏:(財)高知県産業振興センター)
森で伐採された木材は、原木市場を通って製材所に行く。製材所で一次加工された木材は、プレカット工場、木工所、工務店などに買われて二次加工されて製品となる。この課程で大量の副生物が発生し、目的の最終製品になるのは丸太の半分もない。 樹皮、鉋屑、おが屑、端切、背板、耳屑、ケ引、木粉、歯切、などと呼ばれるものである。総称して木屑とか製材廃棄物とも云われる。 日本では、これらの副生物は法律上は産業廃棄物として扱われていることをご存じだろうか。高知の場合、これら副生物の60~90%はなんらかの形で利用されているが、殆どの場合無償または逆有償であり、残りは産廃業者にお金を払って処理されている。一方、ヨーロッパでは、立派なバイオマス燃料として市場に出され、有償で取引されているのだ。日本のこの制度(廃掃法)が木材工業と林業を圧迫し、バイオマス利用にも大きな障害となっている。 例えば、高知のある製材所では、自社の加入する協業組合が購入した木材乾燥用のボイラーまで燃料として運ぶことが出来ずに、産廃業者に処理を委託している。木質バイオマスを石炭と混焼している四国電力西条発電所でも、持ち込まれたバークや端切を自社で燃料化することが出来ないので、納入するバイオマスの形状などに細かい条件を付けざるをえず、そのために供給元が限られている。 このような悪法は変えてもらわなければならないが、私たちも「廃棄物」とか「木屑」と呼ぶのはもうやめよう。熊崎先生は、製材副生物(バイプロダクト)と呼ぶよう提唱されている。<ブログ「バイオマス情報ー高知」より> ******************************* ■スポンジ大作戦 土佐の森・救援隊では、製材副生物(バイプロダクト)を、山の保水力に関係する森林地の土壌改善資材(森林地をスポンジ状の土壌に改善する「木質スポンジ」と呼んでいます。)と位置付け、有償で購入し、ボランティア活動「山に戻す運動」を行なっています。名付けて「スポンジ大作戦」。【写真】木質スポンジを小袋に詰めて山に戻します。(小袋はリサイクルの分解性不織布で、2,3年すれば土にかえります。) これまで、何十トンという木質スポンジを山に返してきました。この運動の詳細については、「ブログ:土佐の森・救援隊」をご覧下さい。 ◆山に木質スポンジを戻す運動(1) ◆山に木質スポンジを戻す運動(2) ◆山に木質スポンジを戻す運動(3) ◆山に木質スポンジを戻す運動(4) ◆山に木質スポンジを戻す運動(5) ◆山に木質スポンジを戻す運動(6) by shizen100s | 2005-12-19 19:26 | 噂の地場産品
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