いの町成山(棚田再生プロジェクト)

a0051612_20161434.jpg
 いの町神谷地区成山では、棚田保全を中心に、地域づくり活動を行っています。

■成山で生産しているもの

・食い物 : 米・麦・野菜などスローフード、いのしし?他
・生 物 : ほたる、どじょう、タニシ、かえる、とんぼ、さわがに、
       へび、がむし、たがめ?ハリガネムシ!?ん・・他
a0051612_20272580.jpg・植 物 : ちちくり竹他
・交 流 : 都市と田舎の人のきづな。
・その他 : 楽しみ・・。豊かな心。 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■シリーズ・成山の生産物

◆うまい米を生産しています。
a0051612_2017193.jpg 耕作放棄された棚田2枚、約1.2反で米を作っています。うるち米ともち米で、もち米は「アラキモチ」という、いい匂いのする在来種です。

 この成山は、昔から米がうまいと評判のところですが、この秘密はなんと思われますか?
実は蛇紋岩のようです。成山は蛇紋岩地帯で湧き水豊富なところです。田んぼ自体も蛇紋岩の上にあります。湧き水は蛇紋岩を通って湧出し、マグネシウム・カルシウム等を多く含んでいます。このマグネシウム等がうまい米を演出しているようですね。

 このうまい米を食いたいため、手植え・手刈り・稲木干し、不耕起等原始的な方法でかなり楽しくやってます。

◆都市と田舎の人のきづなが生まれています。
a0051612_20452428.jpg 当然、都市と田舎の交流会は付きもので、里山コンサート、うどん打ち体験なども・・・、てなことで、元気な若者がわいわい集まり、皆で、いろんなものを生産(地域づくり)しています。

◆イノシシ
a0051612_20174638.jpg 今年はあまり被害はなかったのですが、一部の農家はかなりやられたようです。イノシシは焼き肉がいいですね。これも「ちょ~うまい!」
詳細と写真】 

◆タニシ
a0051612_20181089.jpg 料理にするとこんな具合。ちょ~うまい! 平地の田んぼでは農薬のためほとんど絶滅しかかりのタニシですが、成山では最近増えつつあります。
詳細と写真】 

◆石清水
a0051612_20183133.jpg よく行く棚田の途中にある石清水です。「こうのすの水」と呼ばれているとの
こと。岩の隙間よりこんこんと湧き出ています。
詳細と写真
 
◆さわがに
a0051612_20185050.jpg 幻の珍味地。元料理のひとつです。近くの沢で、皆で採りました。

◆ススキ
a0051612_2019754.jpg 成山では最近またススキが増えてきました。
詳細と写真
 
◆ちちくり竹
a0051612_20192452.jpg 写真のおかしな竹は、「ちちくり竹」です。成山には節が“ちちくった”竹がいたるところにあります。形が、とてもおもしろい竹です。食すれば、ハチク(破竹)よりおいしいそうです。(ちちくり竹の本名は”ホテイチク”というそうです。)こんな竹、他のところに、ありますか?

◆おとろしや ハリガネムシ!
a0051612_2019457.jpg 先日、S君が「気味悪い水生昆虫がおった」と連絡があり、その写真が届きました。細長い針金のようなものが見えますでしょうか。これが「ハリガネムシ」です。しかし、この虫の生態を知り驚きました。

[以下引用]
 動物界 >類線形動物門 >ハリガネムシ綱 >ハリガネムシ目 >不明 >不明 >
 ハリガネムシは水中に産卵し、孵化した幼虫が水生昆虫に寄生し、その寄生した水生昆虫をカマキリが食べ、カマキリの体内に寄生し成虫になる。成長すると腹壁から体をのぞかせているが、周囲が乾燥していると脱出しない。ハリガネムシはカマキリを水辺に誘導し、カマキリの腹部が水に浸かると、腹腔を食い破って水中に泳ぎだす。水中で雌雄が出会って交尾し、産卵するという一生を送る。地方によっては「ゼンマイ」とも呼ばれる。

『カマキリを水辺に誘導する』とありますが、どうやって誘導するのでしょう。恐ろしい魔法を使うのでしょうか。ちなみに人間にも寄生するかも。ひえ~!おとろしや!ハリガネムシ!これも棚田の生産物???

◆すわっ!タガメ?
a0051612_2020761.jpg 友人より電話があり、タガメがおったと興奮気味。「写真を送るき確認を」とのこと。こちらもびっくりして、メールの写真を待ちました。(四国ではタガメは絶滅したといわれています)写真を見て、一瞬、おっ!タガメか!! と興奮。しかしちょっと小さいぞ・・・?

 専門家に見てもらうと 残念!「コオイムシ」でした。ガックリきましたが、無農薬で作ってる田んぼ故おったものと思われます。生物と共生する田んぼをもっと増やせば、タガメも復活するかも・・・。

◆ホタル
 今年、生産に成功した生産物は「ホタル」です。田んぼの一部をビオトープにしているため、冬季にも湛水されています。(丸2年半水が溜まりっぱなし)昨年、簡単に生きもの調査をしましたがドジョウもたくさんおり、豊かな生態系が形成されています。

 6月下旬のこと、地元のMさんから「かつて見たこともないような数のホタルが飛びゆう」という連絡を受け、さっそく行ってみますと、おるおる!100匹を越えるホタル(平家)が、田んぼの上を乱舞しよりました!!成山で、ホタルがこんなに飛ぶのは何十年ぶりとか。

 棚田での、無農薬・ビオトープづくりの成果が出始めています。米はダメでも、生態系を守り、様々な生物を復活させちょります!農業は食糧生産だけでなく、本来自然を守る(生産する)ことも重要な役割の一つです。

   (中嶋健造:元気応援団「わしの里元気村」事務局長)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[勝手にトラックバック]

■わしの里元気村(里山’sBar~おおのたまらん!土佐の山・里~)

◆地域のあるもの探し
 成山には、美しき棚田や七色紙の伝説など数多くのものがありますが、自分達が住んでいる地域のことは当たり前すぎて気づかないことが多くあります。そこで地域内外の視点から見つめなおし、地域のあるもの(個性や魅力)を再発見し、見つけたことを皆で話し合いこれからの地域を創造するため・・・[more]

 
[PR]
by shizen100s | 2005-11-23 20:20 | 棚田再生プロジェクト
<< 定例会(こうち森林救援隊) グリーンツーリズム >>